学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

教育

見る

どこまで任せるか、どこから介入するか。このバランスが難しい。 自分は任せているのか、放任しているのか。この見極めも難しい。 「これをやればうまくいく」なんてものは無い。油断すると、見ることが疎かになる。 葛藤しながら、自問自答しながら、見続け…

「先生は悪くない」と言ってくれた人には申し訳ないが

文化祭の準備で特定の生徒に負担がいっている。これは、僕の責任。できるだけ手出しをしないことが、放任になってしまっていたのだろうか。楽観視しすぎていただろうか。 手出しや口出しをしたくなかったのは、「僕の」文化祭ではなく、「生徒の」文化祭にし…

一つ言えること

「分かろうとしてないんだよ」 「やる気の問題だよね」 「違う話始めるじゃん」 「分からなければ聞きに来ればいいじゃん」 「なんで聞きに来ないんだろうね」 「さぁ?その人に聞かなきゃ分からくない?」 なぜかは本人に聞かなければ、分からない

振り返りとこれからとモヤモヤと

今日は中間テスト後の振り返りの時間をとった。 「人の力を借りること」と「人と折り合いをつけられること」。 その手段(もしくは一つのあらわれ)として「テストで60点以上取ること」。 このことについて、ああでもない、こうでも無いと話していた。 モヤモ…

解像度が上がる

今日は上越『学び合い』の会に参加させていただいた。 夕飯も食べる暇なく臨んだが、空腹など忘れる2時間半だった。 ある方の話を聞いて、『学び合い』の解像度が上がったように思う。 おっしゃることが、全て腑に落ちる。 やっぱり対話だな。 色んな会に参…

『学び合い』神奈川の会

『学び合い』神奈川の会に参加してきました。 参加して良かった! たくさんの学びがありました。 少し、自分の考え方が深まった気がします。 目的を持って参加することも大事ですが、特に目的もなくふらっと参加することも大事だと思いました。 もう少し気持…

学校教育はなんのため?

ふと、思い出す。 「学校にいる間は助け合う関係を作れるかも知れない。だけど、社会に出て環境や集団が変わった時、助けてもらえるか分からないよね。」 というようなことを以前聞いたことがあるような。 『学び合い』の考え方で集団をつくることを通し、『…

概念型カリキュラム

「概念型カリキュラム」について学んでいるが、頭が痛い。 頭の中がまだまだ2次元モデルなのだろう。 実践してみるって思ったよりも勇気と根気がいる。 初めはうまくできないのは当たり前だけど、心が折れそうになるから逃げ出したくなる。 ふんばるぞー。

スポーツ大会

「楽しむ」ことは一つの力だと思う。 今は様々なコンテンツが溢れている。 それぞれが、消費者を必死に楽しませようとする。 コンテンツを消費する我々は、楽しませてもらうことが当たり前になりがちではないだろうか。 受け身の楽しみ方ばかりしていると、…

就職講座

就職講座というものがあります。 今の時期は、毎週月曜日の放課後に就職希望者が集まってSPI問題集を解いています。 流れとしては、 前回のテスト→今回のテスト範囲の勉強時間→今回のテスト で進めています。 この就職講座も授業と同じように『学び合い』の…

静岡『学び合い』の会

静岡『学び合い』の会に参加しました。こういう会は本当にありがたい。 お悩みの説明→ブレイクアウトでフリートーク の流れでした。個人的には、このお悩み相談からのフリートークは好きです。 やっぱり自分の悩みを話せるのはいいですし、他の人の悩みを聞…

任せてよかった。

今日は、今度行われるスポーツ大会のメンバー決めがあった。 最初、僕が黒板の前で「どれかやりたいのない?」「ここやってもいい人?」とか聞いていたが、なんだかあんまり反応がない。 お互い、何だか迷って言い出せない雰囲気。 正直、こういうことは得意…

属性ではなく、現象

昨日、高橋尚幸先生の講座に参加させていただいた。 その時に学んだことと、考えたことを振り返る。 集団にはいわゆるイノベーターとラガートが存在する(イノベーターとラガートの間に、アーリーアダプター、アーリーマジョリティ、レイトマジョリティとい…

もやもや〜

ある定通制の学校では、ペアワークやグループワークをやらないという話を聞いた。(実際に見たわけではないので本当かは分かりません。学校全体でそうなのか、それとも一部なのだろうか…。) 理由はコミュニケーションが苦手な子が多くてできないから。 その…

キャンプとオンライン読書会

今日はキャンプに来て、キャンプ場でオンライン読書会に参加しました。 『断絶への航海』の話から、『学び合い』の話へと1時間程度話しました。 『断絶への航海』はまだ読み途中なのですが、面白いところが幾つもあります。 ケイロン人たちは地球人と同じく…

今考えている国語の授業

国語の授業で読み方・書き方を指導して、テストでは学んだことを活かす初見文章を出す。 そんなことを考えている。 観点としては思考・判断・表現の一つとする。 まずは指導すべき読み方・書き方を明確にして年間計画を立てること。 そのために、3年の最後に…

来年度に向けて

最近は三崎隆先生の本を読んでいます。 来年度に向けて、改めて自分の『学び合い』観を整理するために。

凄い考え方

「誰かを排除する時のストレスよりも、苦手かもしれないけど関わり続けるときのストレスの方が少ない。」 と考える生徒がいるという話を聞いて、たまげました。 これぞ、大人な考え方。 確かに、誰かを除け者にする自分を全面的に肯定することって、思ってい…

教えてもらった

自分が高校生のときには考えもしなかったような、大人な考えをする生徒がいる。 本当、尊敬します。 苦手な人を排斥せず、繋がりを保つ理由。 その一つを教えてもらいました。 その生徒に許可を得たら、書こうと思います。

ことばに敏感になるには

ことばに敏感になるためには、詩や和歌が適していると思う。 それは、詩や和歌が、極限までことばを選び、削ったものだから。 そのことばでなければならない必然性がある。 そして、詩や和歌は、小説と違って短い。 誰でもすぐに読める。 それでいて、多くの…

ゆる言語ラジオ

YouTubeの「やる言語ラジオ」を最近視聴している。 めちゃめちゃ面白い。 最近見たのでは、「音象徴」の回が面白かった。 この知識は詩の授業にも使える。 おすすめです。

自分の学び方

自分の学び方が未だにいまいち定まっていない。 読書するとき(もしくは終わった時)にノートを取ってアウトプットすることをしていたけど、いまいちしっくりこない。 本文を引き移すことの煩わしさがある。 大学生の時はノートが合っていた気がするのだけど。…

届きました!

待ちに待っておりました。

余裕があること

新構想高校の話をしていて、「生徒にとって魅力のある学校にするのはもちろんだけど、教員にとっても魅力のある学校にしないといけないよね。」という意見が出た。 教師にとって魅力のある学校の要素は様々あるだろうが、その一つに「余裕がある」ということ…

体育大会

今日は体育大会があった。 人数の少ない学校のため、生徒はほとんど出ずっぱりで競技に参加していた。 やっぱり一生懸命やっている姿を見るのはいい。 エネルギーをもらえる。 自分自身ができていないから偉そうには言えないが、今日の生徒たちを見ていて、…

有意味学習

有意味学習って、本当に一人ひとり違うと思うのだけれど、国語の実践例ってとこかで学べるのかしら。

開発的生徒指導

自分の教育は生徒をお客さんにしていないか。 「開発的生徒指導」について書かれたものを読みながらそう考えた。 こちらがお膳立てして、生徒はそれに従うだけ(従わせるだけ)。 これでは何も学ばせられない。学ばない。 生徒を当事者にしなければ、何も育て…

『学び合い』の会

今日は『学び合い』の会に参加した。 凄い方々の話を聞いたり、思っていることを話したり、あっという間の1時間半だった。 時間が足りない…。 あるとき考えまくってなんとか言語化したことも、時間が経つとスッと出てこなくなってしまう。 考えまくった結果…

校内研修

先日校内研修を行いました。 テーマは「評価」。 夏休みに自分がオンラインで受講した内容をもとにしました。 なんとか無事に終わることができました。 本当に周りの方々のおかげです。 自分一人では、成し遂げることは難しい。 だからこそ、周りの人に頼ら…

国語教育

国語という科目は、他の科目に比べて教員の色が出やすいと思う。 教材を選ぶ段階で、教員の思想が入り込む。 ということは、生徒は簡単に見抜く。 ので、僕はオープンに言う。 まあこれが、国語が道徳教育と揶揄される所以。 なのだが、教師としてはやはり読…