学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2年前の悔しさ

2年前、ある先生に「君は教科指導で生徒の人間性を育てることができる?」と聞かれた。僕は答えられなかった。「それができるのが部活動なんだよ。」と言われた。僕は何も言えなかった。あの時の悔しさは忘れない。 今ならこう言える。「なぜ、出来ないと考…

『博士の愛した数式』

小川洋子の『博士の愛した数式』を読んでいる。 この本は是非中高生に読んで欲しい本だ(吉野源三郎『君たちはどう生きるか』とともに)。 家政婦の「私」は、「28」という数字の約数を足すと28となることを発見する。「28」は完全数と呼ばれる数字で、完全数…

教育とは、思想

久しぶりの更新。 最近までぐだぐだと気持ちが乗らない日々が続いていた。うーん、良くない。周りの人はどんどんと進化しているように思える。 ま、こんなことは戯言に過ぎない。やる気とはやっているうちに出てくるものであって、やる気が出ないとはただの…

普通の授業

「普通の授業」とはなんだろう。おそらく教師が何かを教えるものを「普通」の授業というのだろう。だから僕の授業は「普通」の授業ではない。そして、「普通」を求める生徒もいる。 僕が伝えたいことと、彼らが求めていることが重ならない時、どうすればいい…

本の整理

久しぶりに書く。 最近はなぜか気持ちが沈んでいて、何事にも集中力が欠けていた。うまくいかないことが続いたからなのだろうか。 さて、今、本の整理をしている。とりあえず自分が持っている本をエクセルに入力して、バンカーズボックスに詰める作業。「そ…