学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『サバイバル アクティブ・ラーニング入門』西川 純 明治図書 2016年2月初版第1刷

なぜ、アクティブ・ラーニングをしなければならないのか。この疑問に明確に答え、危機感を持たせてくれるのが本書である。読みながら、生徒の顔が浮かんだ。あいつは生き残れるだろうか。僕には何ができるだろうか。 以下自分の読書メモ ジェイムズ・アベグ…

『実証的教育研究の技法』西川 純 大学教育出版 1999年初版第1刷

背伸びをして読んでみた。研究とはどのような営みなのか、教育を研究するとはどういうことなのか、具体的に書いてあって大変勉強になった。 本書では、実証的研究の方法として量的研究のことが中心に書かれている。統計分析、尺度、危険率・有意水準など、高…

はじめての提案

今日、Zoomの利用について校長先生に相談しに行った。今、生徒に必要なこと、Zoomを使えば出来ることなどを話した。校長先生からは「ぜひ先生方に提案して欲しい。」と言っていただいた。 その後、教務課長に相談してどのようにやっていったらいいか話し合っ…

創造的休暇

ある先生から聞いた話。 ニュートンの学生時代にペストが流行り、学校が休校になった。彼はその休校の時期にリンゴが木から落ちるのを見て万有引力を発見したそうだ。ニュートンは学校が休校になった時期を「創造的休暇」と呼んだそうだ。 今、学校が休校に…

オンラインの会話の難しさ。

Zoomをやっていて難しいなと思ったこと。 ブレイクアウトセッションで部屋を移動したときに、先に入っていた人たちが話していた。話がかなり盛り上がっていたので、どのタイミングで話しかけたらいいか迷ってしまった。もしかしたらその人たちだけで語りたか…

まだまだ

今日、西川研究室主催の「Zoom自習室」に参加した。実際にZoomの授業でやるとどんな感じなのかを疑似体験することができた。主催者の皆さんありがとうございました。 「 『学び合い』とは方法論ではなく考え方である。」ということは本を読んでいれば何度も…

自分が今できること

今日はZoomで『学び合い』の会に参加した。そこで、西川先生からリスクマネジメントの話があった。 「リスクマネジメントとは、「最悪」を想定すること。現時点での「最悪」は「今年一回も生徒と対面して授業ができないこと」。この「最悪」を想定して、何を…

なぜ学ぶのか

先日Zoomで勉強会をした時のことを今更ながら振り返る。 僕は高校の国語の教員であるが、ある小学校の先生から「なぜ国語を勉強するのか、国語を勉強する意味は何か、生徒にどう伝えますか。」と聞かれた。僕はその時に「本を読むと人生が豊かになる、という…

質問するということ

父は僕によく言った。 「君が誰かの授業を見学させてもらったり、誰かの講演を聞いたりしたならば、必ず質問しなさい。それが授業者・発表者に対する礼儀だよ。」 授業検討会の時に、指摘から入る人がいる。もっと悪いと、いきなりダメ出しをする人がいる。…

『段落論』石黒 圭 光文社新書 2020年2月29日初版第1刷

国語の説明的文章の授業でポピュラーな段落分け。誰もがやったことがあり、しかし誰もがよく分からないままになんとなくやっていたもの。僕自身、段落分けは苦手だった。 本書では、日本語の文章における段落分けの難しさの理由に、次のことが挙げられている…

初在宅勤務

本日は人生で初めての在宅勤務でした。学校からデータをあまり持ち出せないので、やることは教材研究ぐらいしかない。ということで、授業に役立ちそうな本をパラパラと読んでいました。 それにしても、怠け者の僕に在宅勤務はきつい。ある程度人の目がないと…

校内ICT研修

今日は校内でICT研修を行った。 とは言っても基本的なプロジェクターとiPadの使い方だけの、およそ研修と呼ぶには及ばない内容である。 中にはもうとっくに使い慣れている人も何故か参加していた。 僕が喋る必要性は全くないので、こちらで作成した資料を配…

はじめました。

最近Twitterを始めたことにより、たくさんの方と繋がりを持つことができはじめた私。 今までになく毎日が充実している僕は、欲をかいてブログなどというものを始めることにした。 吾輩が尊敬する先生が言っていた。「いいブログとは、毎日更新されるブログで…