学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

任せてよかった。

今日は、今度行われるスポーツ大会のメンバー決めがあった。

最初、僕が黒板の前で「どれかやりたいのない?」「ここやってもいい人?」とか聞いていたが、なんだかあんまり反応がない。

お互い、何だか迷って言い出せない雰囲気。

正直、こういうことは得意ではない。

時が経つほどテンパってしまう。

 

「そうだ、『何かを解決するときには全員で解決する』という方針を出したんだった。」ということを思い出し、僕が前で仕切るのではなく「全員で話し合ってきめてね。」と投げかけた。

正直、どうなるか不安だった。

丸投げと思われたかもしれない。

 

しかし、ある生徒が前に出てくれて、クラスメートに上手に投げかけながら決めてくれた。

よく発言する子だけでなく、あまり発言しない子にも振りながら話を進めていくのはすごかった。

僕なんかよりも、よっぽど上手だった。

他の生徒も、全員が参加していたのがよかった。

 

今回は、偶然うまくいったのかもしれない。

ただ、任せてみてよかったと心から思えた。

生徒の力を借りられた1時間でした。