学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

もやもや〜

ある定通制の学校では、ペアワークやグループワークをやらないという話を聞いた。(実際に見たわけではないので本当かは分かりません。学校全体でそうなのか、それとも一部なのだろうか…。)

理由はコミュニケーションが苦手な子が多くてできないから。

 

その学校は本当かどうかわからないけど、僕が講師として定時制で働いていた時、僕はあるクラスでは全くペアワークもグループワークもやらなかった。

理由は同じ。

個人で完結できるプリントを使って、、公文式のような授業をしていた。

でも、卒業式で「俺が教えていたことは何だったんだ」と思った。

 

卒業して社会に出た時、コミュニケーションが取れないことは致命的だと思う。

自分の苦手なことを伝えること、自分から助けを求められること、苦手な人とでも仲良くしなくていいからうまく付き合うこと。

これを学ばずに卒業させていいのか。

 

僕が今『学び合い』の考え方で授業をやっていて、うまくできていることの方が少ない。

だけど、生徒が社会に出た時に、人に助けられる人間になって欲しいと常に思って授業している。

 

同僚の先生方と色々話しながら、会話の中に『学び合い』のことも少し織り交ぜるけれど、「でも、やっぱり難しいよね。」と言われると、なんだかなぁと思ってしまう。

それは僕の力不足によるものなのだけど。