授業
国語科学習デザイン論の授業で、萩原朔太郎「竹」を読んだ。 高校の教科書にも載っている詩なので知ってはいたが、なんだかよく分からない、扱いにくい詩だと感じていた。 しかし、今日の発表者の方が作ってくださったプリントの問いを考えるうちに、だんだ…
今日は今年度最後の授業でした。 生徒から質問を受け、答えました。 進路かんけいの質問には、西川先生の受け売り「正解を探すのではなく、正解にせよ」を話しました。 「正解にする」可能性を上げるためには人との繋がりが欠かせません。 「同じ趣味を語れ…
伝えることは、言葉を駆使して自分の思いを相手に分かってもらうこと。 これが、簡単なようで難しい。 お互い日本語を使っているから意思疎通が簡単にできると思ったら大間違い。 「犬」という具体物を表す言葉ひとつとっても、この言葉から思い描かれるイメ…
伝えることは、言葉を駆使して自分の思いを相手に分かってもらうこと。 これが、簡単なようで難しい。 お互い日本語を使っているから意思疎通が簡単にできると思ったら大間違い。 「犬」という具体物を表す言葉ひとつとっても、この言葉から思い描かれるイメ…
課題のみでやる気を持続させるのは難しい。 そもそも、課題にやる気を見せるのは2割。 その他多数のやる気を生み出し、持続させるには別のファクターが必要。
授業にて、解き方を説明する課題。 クラスメートの説明を聞いて、いざ自分が説明する。 なかなか上手くいかず、思わず「説明ムズっ!」。 そうなのだ。 説明するのは難しいのだ。 そのことを実感してくれたのは嬉しい。 説明を聞いていた子も、その子の説明…
今日は2学期の授業で作った詩を、製本しました。 全員の詩が載っている詩集です。 僕のも入れました。 ペンネームなんで、直接は分からないけれど。
最近現代文の授業に質問タイムを設けた。 まあ、西川ゼミのマネです。 ランダムで選ばれた数人から質問を受け、それに答える。 いろいろな質問がくるが、その中にはお悩み相談もある。 その質問に答えているうちに、自分の中で改めて整理されることがある。 …
3年生の国語表現で「毎日150字作文」というものを行なっています。 簡単な内容としては、 Googleフォームで毎日150字以上の作文を提出する。 お題は常識の範囲内ならなんでも良い。 共有してもいい人はGoogleサイトにて匿名で作文が公開される。 設定された…
今日はまた違う集団で成長が見られました。正直思いもかけなかったのでびっくりしました。 最近は全体をじーっと見るようにしています。頑張っている人を意識的に見つけるようにしていると、ポジティブでいることができます。 問題のヒントや考え方を黒板に…
先日のある集団の授業において。 今までなかなか助けを求めなかった人が、助けを求められるようになった。普通に「分からない」「助けて」が言えるようになった。 「分からない」「助けて」に対して、否定的な態度をする人がいない。むしろ、「大丈夫だよ。…
片桐史裕先生の論文(「高校生の共同作文編集における「個」と「他者」との関わり合いの研究」2003)の追試をさせていただいている。一つ目の作文のお題は「あなたにとって『働く』とはどういうことか」。提出れた清書を読んでいると、キラリと光る文章があ…
授業の最後に語ったアドバイスを受けて、次の時間に改善してくる姿が見られる。 この前は、授業中に「この言葉ってどういう意味?」「これってなんて読むの?」という声が聞こえてきた。 クラスメートに聞いて解決するなら問題ないのだけど、そうでない時は…
現代文の授業で要約に取り組ませています。 まずは本文メモを作成し、それをもとに要約する。 本文メモは紙に、要約はGoogleドキュメントを用いることとしています。 要約の課題の難しいところは環境整備と評価だと思っています。 本文メモを取る際に意識す…
今日、今年度初めて担当する集団の2回目の授業でした(前回はガイダンス)。 前回決めたルールを確認し、「全員が課題を達成しよう」と言って授業を始めました。 この集団の第一の印象は、「わからない」ということを大きな声で言える集団であるということ…
今年度初めて受け持つ集団でも、授業のルール(意識作り)を行いました。 ギリギリまでやるかどうか迷いましたが、思い切ってやってみました。 迷ったのには理由があります。 ルールを考える必然性は、問題が起きたときにこそあると言えます。 昨年度担当し…
この前の授業で「内村先生の授業は道徳みたいだね。」と生徒が言っていた。 僕は、「道徳の『徳』は損得の『得』でもあるんだよ〜。」と答えたと思う(たしか)。 道徳的に正しいとされる行動をすること、例えば誰かを助けることが自分にとって得であると実感…
今日から授業開始です。 今日は2年生の現代文の授業がありました。 この集団は昨年も僕が担当していた集団です。 年度最初の授業ということで、ガイダンスを行いました。 評価の観点や割合を説明した後、授業を通して身につけて欲しい力や、授業の方針を示…
「好きな歌の歌詞を短歌にアレンジする」という課題。 生徒と一緒に自分も課題に取り組む。 いろいろお気に入りの歌の歌詞と睨めっこしていると、自分の好きな歌詞の特徴が見えて来る。 僕の場合はどうやら抽象的な歌詞が好きなようだ。 試しに「いつも何度…
ことばに敏感になるためには、詩や和歌が適していると思う。 それは、詩や和歌が、極限までことばを選び、削ったものだから。 そのことばでなければならない必然性がある。 そして、詩や和歌は、小説と違って短い。 誰でもすぐに読める。 それでいて、多くの…
創作系の授業はやっててこっちも楽しい。 評価は大事だけど、それを抜きにしてとにかく楽しむこともありなのではと思う。 少なくとも、評価ができないからやらないよりは。
「あ、これいい!」と思ったら、飽きるまでやる性分です。 今度は一年生の作品。 さて、元の歌はなんでしょう? ①死ぬ前に あなたを慕う この思い もう一度だけ 私の願いを ②悩みすぎ 過去の私に 告げてあげる あなたの悩みは 報われるわよ ③恋をした 噂は流…
百人一首を口語短歌に直す課題、生徒作品。 元の歌を考えてみてください。 ① 久人か 見わけもつかず 行っちゃった あの人はまるで 月のようだな ② ああ愛し ああ恨めしいとも 思うのに つまらぬ世だと ごまかすばかり ③ 夕暮れに 家の稲葉が 音を立て 粗末な…
安部公房「鞄」の課題。 ○「…君だってもっと自由な立場で職選びができればそれに越したことはないだろう。」「選ぶ道が無ければ迷うこともない。私は嫌になるほど自由だった。」のそれぞれの「自由」の違いを説明せよ。 ○「私」はどのように変化したか。【変…
古典の授業で、「お気に入りの百人一首を、元の和歌の意味やメッセージを変えずに口語の短歌に直す」課題を出した。 この課題は『中学国語ラクイチ授業プラン』という本に載っていたもの。 自分も生徒と一緒に作ってみたが、おもしろい。 ただ現代語訳を参考…
生徒が、自分たちで(時には自力で、時には他者の力を借りながら)学んでいく授業。 他者の力を借りるために関係を広げ、関係を広げることの有効性を実感できる授業。
本校では百人一首大会があるので、国語の授業で百人一首の練習をする。 ただ百人一首をやるだけではつまらないので、「お気に入りの和歌をクラスメートにパワーポイントを使って紹介する」という課題を出してみた。 生徒が課題に取り組む際の指針と、一応の…
漢文「五十歩百歩」の授業にて。 この故事は、王様が自分の国の人口が増えないことに関して、その理由を孟子に尋ねたところ、孟子が譬え話を用いて答える話。 「孟子は譬え話を通して王様に何を伝えたかったのか?」という問いを考える中で、生徒がふと「な…
今日の授業で、説明してサインをもらう課題を出した。 ある生徒(仮にAとする)が、説明をプリントに書いた後、「ねぇB君、サインちょうだい」と言った。 僕はBがどうするのかなぁ〜と思って見ていると、Bはすぐにサインをした。 その後にAが「ねぇCさん、サ…
最近は、一時間で何を学ぶのかをよりはっきり考えられるようになってきた。 あるクラスの今日の課題は、「山椒魚」の「岩屋」の象徴を考える課題。 「岩屋」が「山椒魚」の心の象徴であることが理解できればよい。 生徒の振り返りの中に、「山椒魚が閉じ込め…