学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

共通言語

悩んでいる時に一番ありがたいのは、その悩みを共有できる人の存在だと思う。しかし、悩みを共有するためには、ある程度、前提として理解しておかなければならないことが必要だ。共通言語と言ってもいい。 仲間とは、共通言語で話せる人のことを言うのだろう…

う〜む

なかなか更新できない日が続きます。帰ってきてご飯食べるともう何もしたくなくなってしまう…。何か一言でもいいようにしようかしら。

ぐはぁ

本日3-Bで「山椒魚」の単元が終わったので、授業アンケートを取った。授業満足度は平均3.2(5段階中)という結果。5人が「2」、11人が「3」、8人が「4」、1人が「5」であった。「この授業はあなたにとって得だったか。」という質問に「はい」と答え…

「最初のペンギン」3-A①

「山椒魚」の単元が終わり、新しい単元に入る。今回は脳科学者茂木健一郎の「最初のペンギン」という評論を扱っていく。 3-Aクラス(仮)。単元の初回ということで、目標は「全員が、本文をスムーズに読むことができる。」課題は教科書本文に出てくる漢字の…

振り返り⑦

「山椒魚」の授業が終わった。最後の課題は「『山椒魚』の主題を簡潔に表し、本文に即して説明することができる。」抽象度が高く、生徒は苦戦していた。今まで学んだことを総動員して、課題に取り組んでいた。 学び合う集団ができていたクラスは、お互いの考…

悩み

3年生のあるクラスは人間関係が凝り固まっている。僕が「一人も見捨ててはいけない」「多様な人と繋がろう」「いろんな人の考えを聞こう」と言っても、自分の島から出ていこうとしない。自分の島だけでは課題を達成できなくても、他の島に行って課題を解決…

澱み

同じ課題、同じ時間設定でも、達成できるクラスと達成できないクラスがある。それはなぜだろうかと疑問に思った。 観察してみると、なんとなく違いがわかってきた。課題を達成できないクラスには課題が達成できるクラスに比べてなにか足りないものがあるよう…

勝負

6限3年生現代文。本日の課題は「全員が、山椒魚が岩屋から出られない状態は山椒魚のどのような側面を比喩しているかを説明することができる。」 この課題は「岩屋」の比喩を読み取らせることをねらいとした課題である。この課題を作るまでに、散々悩んだ。…

『学び合い』は疲れる

本日の6限目現代文。目標は「全員が、語り手が山椒魚をどのような問題を持った存在として語っているかを説明することができる。」割と難しい課題だったように思う。 授業が終わって生徒から出た言葉は「疲れた。」なぜ疲れたのか生徒に聞くと、「頭をフルに…

『学び合い』は楽か?

「『学び合い』は楽か?」と聞かれてふと考えた。結論から言うと「楽でもあり、大変でもあるが、その種類が変わった」といったところか。 初任者研修やその他の教科研修で、「授業をデザインすることの重要性」について何度も言われた。50分の授業をどうデザ…

振り返り⑥

2日連続でサボってしまった。 一昨日の現代文の課題は「山椒魚の人物像を本文に即して説明することができる。」 今までの授業でも登場人物の人物像を考えさせることはしてきたが、生徒は活発に意見を言わなかったし、結局最後に僕がまとめてなんとなく終わっ…

振り返り⑤

本日3年現代文の1クラス。読解プリント3回目。この時間中に全員が達成することを求めた。 このクラスにはコミュニケーションをとるのが苦手な生徒がいる。僕の課題の中にはクラスメートに説明する課題がある。その生徒は自分から話しかけに行くことができ…

振り返り④

本日は3年現代文3クラス。本日は前回から続いている読解プリント。読解プリントは、全問解ければ一応「山椒魚」の内容が正確に読めたと言える問題を扱っている。全15問ある。目標は「全員が4時間でプリント全問を解けるようになる。」。単元まるまるでは…