学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

振り返り⑦

 「山椒魚」の授業が終わった。最後の課題は「『山椒魚』の主題を簡潔に表し、本文に即して説明することができる。」抽象度が高く、生徒は苦戦していた。今まで学んだことを総動員して、課題に取り組んでいた。

 学び合う集団ができていたクラスは、お互いの考えを交流しながら課題を完成させていた。だが、学び合う集団ができていないクラスでは一人一人はいいことを考えていても、どこかで頭打ちになってしまっていた。彼らにとっては、交流もできないし、課題も分からない、苦痛な時間となってしまったと思う。どこかで乗り越えてくれることを期待している。

 『学び合い』をやって、学び合う集団の力強さを感じた。学び合うことの有効性を納得してくれたのだと思う。