学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

学びの動機付けマップ

 『独学大全』という本を買った。待ちに待った読書猿さんの新刊。

 今日は、第1部第1章の「学びの動機付けマップ」をやってみた。これは「〈学びの始まり〉に立ち戻り、そこから現在につながる影響を繰り返し語り直すことで、学びの意欲と意志を育てメンテナンスする技法」(『独学大全』p.64)だ。

 自分が学び始めたきっかけは、大学を卒業した後、高校の臨時講師として働くことが決まってしまった時だと思う。

 僕は勉強しない学生だった。教員採用試験は受けたがもちろん落ちた。全く勉強せずに落ちたので、まさか自分に臨時講師の声がかかるとは思っていなかった。臨時講師として働くことが決まった時は焦った。そして、「なぜ、もっと勉強ておかなかったのか」という今までに何度もしたであろう後悔をした。ここが僕が本気で勉強しようと思った時だった。

 孔子は15歳で学に志したそうだが、僕は22歳になって(=大学を卒業して)はじめて学に志したのだった(大学4年間とはなんだったのか)。本当にまぬけな笑えない笑い話である。

 

 僕が作ったマップは以下の通り。

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