学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

自信をつけるためには

 自信をつけるためにはどうしたら良いのだろうか。ためしにインターネットで「自信をつけるためには」と検索をかけてみると「思い込みから抜ける」「できたことをリストアップする」「感謝する」「自分を認める」「人と比較しない」等等、本当にたくさんのことが出てくる。しかし、これらのアドバイスを行なったとしても、一時的に気分は紛れるだけで、本質的な解決にはならないのではないかと思う。

 僕が「自信をつけるためにはどうしたらいいですか?」と聞かれたらこう答える。「自信とは「自」分を「信」じると書く。だから、自分を信じることができれば、自信はつくよ。では自分を信じるためにはどうしたらいいだろうか。それは自分に嘘をつかないことだよ。君は嘘をつく友達を信じることができるか?自分に対しても同じことだよ。」と。

 自信をつけるために特別なことは必要ない。ただ、「自分に嘘をつかない」という単純なことを積み重ねればいい。自分に誠実でいることでしか、自信は生まれてこない。