学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

2学期授業はじめ

 今日、2学期になって最初の授業だった。単元は今井むつみの「言葉は世界を切り分ける」。言語論的転回以後の言語論についての評論文で、抽象的でなかなか難しい。生徒たちがどこまで理解できるか勝負。

 授業の最初に、2学期も引き続き『学び合い』の考え方を元に授業を展開していくことを伝えた。合わせて、これからの社会のことについて少し語った。これからの社会は終身雇用は成り立たなっていくこと。ここにいる何名かは就職後に失業すえる可能性が0でないこと。失業したときに大切なのは人との繋がりであること。就職したときにその会社で潰れないためにも人との繋がりが大切であること。これらのことを自分の経験や実感も含めて語った。何人に伝わっているかは定かではないが、大事なのはこちらの願いを率直に語ることだと思う。

 1学期に僕の授業を見て、興味を持ってくれた同僚の先生が、2学期から『学び合い』を始める。その先生の授業を見ることで、自分が授業しているときとはまた別の視点から考えることができる。余裕が有る限り、見に行こうと思う。