学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

ブログを書いていて思ったこと

 書くことについて、生徒に何を教えればいいのか。書くことについての方法は数多くあるけれど、それを教えたところですぐに文章が書けるわけではない。とにかく書くことを通してしか書く力は身につかない。しかし、ただ書けと言ったところで生徒は書かない。そこには「なんのために」がないからだ。目的がなければやる気が出ないのは当たり前である。そして、いかに続けるかという問題がある。単発で終わってしまっては力はつかない。

 僕がブログを書くのは自分のためだ。ある先生に、自分の付加価値を高めるためには情報発信をしなさいと言われ、始めてみた。自分の書いていることがどれほど役に立っているかは分からないが、自分の思考をアウトプットできるのは単純に楽しい。そして、僕がブログを続けられるのは、読んでくれる人がいるからだ。ブログには閲覧数を示す機能やコメント機能がある。誰かが読んでくれているというのはモチベーションを上げる。コメントがあった時は嬉しくて友達に報告してしまった。読者こそが継続を支えてくれる。

 生徒が書いたものを掲示して、読んだ人の数が分かるようにしたら効果はあるだろうか。具体的にどのように運用するかはまだ考え切れていないが、閲覧数機能は良い思い付きだと思う。ただし、多いからと言って偉いのではなく、誰か1人でも読んでくれることに価値があるということは語った方がいいかも。書く力を全員で高め合えるような集団を目指したい。