学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

一人で居すぎると具合が悪くなることについて

おそらく理由は大きく二つある。

 

一つは、自己言及が止まらなくなるから。

誰かと話していれば気が紛れるが、一人だと自分に向かって話すしかない(しかもなかなか止まらない)ので気が紛れれることはない。

そしてどんどんと暗い方へ行ってしまう。

 

もう一つは、他者の気持ちがわからないことに根源的な不安を感じているから。

小さい頃、人の気持ちがわからなかった(正しくは読み取れなかった)。

膨大なエラーの積み重ねの上に、どういう反応があると、どういう感情であるかがなんとなく掴めるようになってきた。

それでも人の気持ちがわからないことには変わりはない(本当に分かったらエスパーだが、とにかくここに根源的な不安があるのだ)。

おそらくこの不安が今でも自分に張り付いている。

気が知れたと思っていた人でも、会わない期間が増えると他者感が増すのだろう。