学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

質問タイム

最近現代文の授業に質問タイムを設けた。

まあ、西川ゼミのマネです。

ランダムで選ばれた数人から質問を受け、それに答える。

 

いろいろな質問がくるが、その中にはお悩み相談もある。

その質問に答えているうちに、自分の中で改めて整理されることがある。

これは、質問に答えなければ得られなかった経験だと思う。

やはり、「教える・教えられる」という関係(「学ぶ」と言い換えた方がわかりやすいか)は単純ではない。

生徒は質問をする側で、僕は質問に答える側ではあるが、質問に答えることを通して僕は学んでいる。

 

生徒の質問の中には人間関係のことがある。

「先生、どうしたらいいですか?」と。

それの答えは「僕には解決できないし、担任の先生にも解決できない。これをやればうまくいくというものもない。少なくとも、当事者同士で話すことは避けては通れない道である。その際に自分一人で不安だったら誰かと2人で。それでも不安だったら3人で。他の人と一緒にやることが大事。ある問題があったときに、誰の力が鍵になるかはわからない。だから、いろいろな人と細くてもつながっておくことは得。それぞれにそれぞれの課題がある。僕にもあるし、君にもある。だから、自分一人ではなく、みんなで高めあうことが大事。」