学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

令和2年を振り返って

令和2年度は初任から2年間持った運動部顧問から文化部副顧問となり、同時に2年間持った担任を外れた。学年付きという立場で3年部に所属した。

 

部活動顧問でも担任でもなくなったので、ゆとりのある年となった。特に土日がフリーになったことは大きかった。

 

まず心に余裕ができた。土日にデフォルトで予定が入っていないというだけで、こんなにも精神的に楽になるとは思わなかった。

次に、いろんな研修に参加できる機会が増えた。以前は断念したことも多々あったが、気兼ねせずに参加したいものに参加することができた。

 

顧問も担任も持っていないので、授業のことを考えまくった1年となった。

SNSでの情報収集や情報発信も始め、多くの人に相談し、アドバイスを受けながら授業のことを考えた。まさか自分がブログを始めるとは思わなかったが、始めて本当に良かったと思っている。多くの人と繋がることで、情報をただ待つのではなく、自分から獲りにいくことができるようになった。

 

『学び合い』と出会ったことは大きな変化だった。

本を読みながら実践していく日々を過ごした。それは同時に、教師としてのあり方を考えた1年でもあった。教師1年目2年目は、自分がどうあるべきかが分からず、その場その場の場当たり的な指導をしていた。しかし、今年は軸となるものができてきた。生徒とのあるべき距離感も分かってきた。何のために学校に来るのか、何のために自分の授業があるのか、答えを持てるようになった。

 

令和2年は、自分の教員人生の中での一つの転機となるだろう。たくさん学び、多くの人と繋がり、成長できた年だった(最後の方息切れしていたけど)。ありがとうございました。

 

自分が赴任した時に入学した生徒がもうすぐ卒業する。初任から持っていた担任を外れたのでショックだったが、授業で週に3回関われたので良かった。最後まで、伝えられることを伝えていきたい。