学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

学校の国語

 一般的な国語の定期テストは、授業で読んだ文章が出される。そこで問われているのは「その」文章を読む力ではないだろうか。本来であれば「どんな」文章も読みこなす力をはからなければならないはずである。

 「どんな」文章でも読みこなす力をつけるためには、授業で「概念」(対比・構造・比喩等)を扱い、テストでその「概念」を扱った別の文章を出すべきではないだろうか。現時点で「概念」はどれくらい整理されているのだろう。少なくとも教科書はそのように構成されているとはいいがたいと思う。