学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

夏服・冬服

 今日放課後に生徒と同僚の先生と話していた時のこと。

 同僚の先生から「内村先生の良いところは当たり前のことに疑問を持つことですよね。」と言われた。確かに最近色々なことに「なぜ?」「何のために?」と考える癖がついたように思う。我ながら面倒くさい奴になっていると思う。

 先日秋の到来を感じる日があった。その日は長袖にベストを着て学校へ行ったのだが、生徒から「先生はいいよね、服装が自由だから。私たちは寒くてもまだベスト着れないもん。」と言われた。その時に僕の癖が発動した。

 多くの学校でもそうだと思うが、勤務校では夏服と冬服の決まりがあり、期間内は指定された服装でいなければならない。一体何のために、誰のために夏服・冬服という決まりはあるのだろう?

 暑いか寒いかは人によって、日によって差がある。であるならば、服装での体温調節はその人に任せるべきだ。例え夏服期間でも、肌寒い日はある。肌寒い日に半袖で過ごして風邪をひいたらどうするのだろう。

 誰か夏服・冬服があることの意味を教えてくれる人はいませんか。