学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

はじめての「テスト」

 テストが終わった。『学び合い』を始めて最初のテストだったので、かなりドキドキした。

 手応えとして、3年生は失敗ではなかったように感じる。というのも、全員が60点以上をとることはできなかったが、極端に点数が悪かった生徒もいなかったからだ。

 基本的に僕が喋らなかったのにも関わらず、今まで(僕が必死に説明していた時)とさほど変わらない結果。中には点数が上がった子もいた。少し安堵した。

 アンケートを取った結果、1回目には酷評だったクラスの満足度が上がった。このクラスは特に不安になる生徒が多く、「先生の解説が欲しい」と書いてきた子が多いクラスだった。本当は邪道なのかもしれないが、生徒が安心することが第一優先なので、僕なりの解説を入れた。それが安心感につながったのだと思う。ただ、これは本質的な解決ではなく、このクラスには乗り越えるべき課題(主に人間関係)がまだまだ山積みだ。折り合いをつけつつ、少しづつ乗り越えていきたい。焦らずに。