学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

自己採点

同僚の先生と定期テストを自己採点することについて話した。

 

フィードバックで一番有効なのは、コメントのみである。

それならテストもコメントだけで返して、採点は生徒がやったらどうかとふと考えた。

その方が、自分がなぜ間違えたのか、より考えるのではないかと思った。

もちろん、不正防止のために、事前にスキャンしておく。

 

この話の中で、自分の点数を見られたくない子がいたらどうするかと言う話になった。

 

なぜ、自分の点数を見られたくないのか。

簡単に言ってしまえば、馬鹿にされることが恥ずかしいからである。

では、なぜ、点数が低いことが恥ずかしいことで、馬鹿にされることだと思うのか。

それは、テストの点数が人間の価値の多くを占めると思っているからである。

では、なぜ、テストの点数が人間の価値の多くを占めるとおもうのか。

それは、これまでそのように測られてきたからである。

 

この価値観を壊したい。

テストの点数など、ひとつの側面に過ぎない。

もちろんできたことに越したことはないが、それがすべてではない。

 

テストが終わった後を、有意義に使いたいなぁ。