学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

とりあえず

 とりあえず、『学び合い』の理論書と呼ばれるものを5冊読んだ。まだノートにまとめていないから定着はあまりしていないと思う。

 当たり前だが、理論書を読むことでその考え方やノウハウの背景を知ることができる。僕は頭がかたいので、理論を知らないと心の底から納得ができない。というか不安になってしまう。

 それにしてもこの理論書を書くための量的研究は凄まじい。何か特別な事柄を研究しているわけではないのだが(それでもそれぞれの研究の問題提起は考え抜かないとできない)、本にも書いてあったとおり本当に「呪い」たくなるような量の研究をしている。

 この理論書は左から順に出版されているが、読んでいると『学び合い』誕生の軌跡を辿っているようで面白い。西川先生や学生さん院生さんたちが何で悩み、どのように乗り越えていったかを追体験させてくれ、読んでいてワクワクさせてくれる。本に書かれている子どもたちの姿は素敵で、自分もそんな状況に立ち会いたいなあと思う。

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