ゼミの問答には段階があるように思う。
段階とは書きましたが、質問によってもその時々なのかもしれない。
このことは僕の感覚であり、また僕が最初に感じたことでもないものだと思います。
第一段階は一問一答。
単純に質問をして答えていただいて終わり。
第二段階は返ってきた答えに対して追質問や突っ込みを入れる。
第三段階は対話。
自分の中でしっかりと考えが練られていないと自分でも何を質問しているのか分からなくなる。
そうなると返ってくる返答も通り一遍のものとなるし、何だか腑に落ちない。
自分なりに考えを持って聞いている時には言葉が上滑りしない。
聞きたいことを聞けている感覚。
西川先生の返答そのものや、やりとりの空気や周りの雰囲気がフィードバックとなって、自分の質問の質がなんとはなしに分かる。
段階を経るにはさまざまな要素があるように思う。
一つは自身の成長。
本を読んだり、人と話すことによって、疑問が生まれる。
それを自分なりに考えたり、また人と話したりして疑問が練られていけば、自ずと対話となる。
一つはミニ西川ができる。
「この質問をしたらおそらくこう返してくるから、次にこう聞こう」となってくる。
一つは何を聞いても大丈夫という安心感を得る。
初めはおずおずと聞いていたため一問一答になりがちだったが、何を聞いても大丈夫という感覚を得て、また、場そのものに安心感を持つと気軽に言葉を出せるようになってくる。
場の安心感で言えば、オーバーラップ会話やローカル会話が生まれていることは一つの指標になりそう。
まだまだ対話の域まで行けてない。
うんとこしょどっこいしょ。