学習者の学習に一番影響があるのは「教師」である。
どの学校に通うかではなく、どの教師に学ぶかが重要。
教師が心得ておかなければいけないのは、生徒に期待すること、生徒は誰しも成長するという「成長マインドセット」であること、生徒に適切にフィードバックすることである。
これらは単なるノウハウではなく、教師の考え方に基づいている。考え方があって方法がついてくる。
教師の影響力は、教師と学習者の関係、教師の明瞭さに大きく影響を受ける。
習熟度別指導は効果がない。
教師と学習者の関係性で大事なのは、ただ学習者中心ではだめ、枠を設定するということ。
教育効果の高い教師の要素の一つに、「共感的態度」がある。自分を振り返ってみると、個に対する共感的態度はそれほど出していなかったように思う。生徒は自分の話を聞いて欲しくて仕方がない。一人ならまだしも、全員に個別に共感的態度をとるのは難しかった。
というより、子供の立場に立って考えるということなのかもしれない。自分にかけていた要素のような気がするので、学ぶべし。
指導力の高い教師は、フィードバック上手、認め上手。そのためには、生徒をきちんとみる必要がある。また、意味のないコミュニケーションが大事。それらの積み重ねがあってこそ、自分の言葉が通るようになる。