最近ディズニーアニメの『美女と野獣』を観ま
した。
ベルに求婚し、振られ続けるガストンはナルシストで自分本位な言動ばかりとるにも関わらず村の人間たちからは人気者です。
イケメンで筋骨隆々で狩が上手いことは当時は大きな魅力だったのでしょうか。
ここらへんは時代背景や文化をよく知らないのでなんとも言えないですが。
ベルの心の美しさを見ることができる性質をより強調するためもあるかと思います。
村の人間はガストンのことを慕っていますが、このことは目に見える物でしか判断できない人たちであることを表しています。
ガストンが野獣を倒しに城に行く時、村の人間たちはガストンの言うことを少しも疑わず蜂起します。
ベルとの対比がより際立ちます。
まあ、村の人間は邪悪なわけではなく、良い意味でも悪い意味でも純朴なのだと思いました。
ツッコミたいところがありました。
王子様が野獣に姿を変えられた理由は、人を見た目で判断し、内面の美しさを見ようとしない人間だったからでした。
そんな野獣は村一番の美女であるベルと結ばれるわけです。
ファンタジーですから当たり前なのですが、それでええんかと。
この点は『シュレック』が問題提起してくれていますね。
正直、ストーリーはあまり面白いとは思えず、途中から覚めた目で観ていたのですが、音楽はとにかく良い。
劇中歌の「美女と野獣」は特に良いですね。
最後の大団円で流れるのを聴いているときは、思わず目頭が熱くなってしまいました。
ちょっと悔しい。
今度は実写も観てみたいです。