学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

授業ふりかえり①

 今日から学校が再開された。久々に登校した生徒たちは、休み時間とても楽しそうに喋りまくっていた。授業中に「僕が君たちに授業中会話することを禁止したとしても、君たちは休み時間に思いきりしゃべるよね?」と言ったら苦笑いだった。ということで、授業前は手洗いうがいを絶対にすること、マスクを必ずつけること、向かい合ってしゃべらないことをお願いした。そして、これらのことをすることが、全員の学びを保証することにつながること、授業中に一切の会話を禁じられるよりもましであることを語った。少なくとも2割は理解してくれていることを願う。

 今日の授業の目標は、「休校中の課題としていた読書レポートをクラスの人に伝えて、自分の読書体験を広げよう。」でした。制限時間は15分、3人以上に伝えることを達成条件として行った。

 どのクラスでも共通しているのは、まだまだ人間関係が固定化していることだ。仲良しに伝えて終わってしまい、15分という時間を持て余した生徒が多かった。少しでも初めのグループを離れて違う人の所へ行ったのは少数だった。課題の設定を反省中。どうしても生徒同士を関わらせたいと思ってしまう。

 あるクラスで最後まで残った子がいたけど、ほかの子がその子の所に行って聞いている姿が見られたのはうれしかった。

 

追記

 僕は今3年生3クラス持っているが、去年担任をしていたクラスが1番つぶやく事ができた。

 呟くことは評価、フィードバックである。呟くことが出来たということは、その集団を評価することにためらいがないということなのではないか。つまり、他のクラスでは、まだ僕の不安が残っていることの現れだろうか。