学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

学年集会でのスピーチ

今日は学年集会でスピーチをしました。

今、国語表現の授業で生徒に「クラスメートを感動させる文章を書く」という課題を課しています(以前投稿した片桐先生の論文の追試です)。

ということで、僕も他者を感動させる文章を考えてスピーチしました。

 

僕が人前で話すときはいつもメモ書き程度で臨むのですが、今回は原稿を書きました。

話の骨子を書いたメモ書きさえあれば十分かと思っていましたが、原稿があって良かったと思いました。

文章化するためには、自分が言いたいことを本当に整理しなければなりません。

メモ書きで頭の中が整理されたと思っても、いざ文章化してみると意外と整理されていないことが分かりました。

また、書かれた原稿を見直すことで、読者(聴衆)の立場になって考えることができました。

「ここはくどいかな?」「ここは別の表現の方が分かりやすいかな?」など、修正しては読み返し、また修正しては読み返しを繰り返しました。

原稿があると、安心感が違います。

僕のレベルでは、メモ書きだけでは話しながら考えてしまい、いまいち言いたいことが伝えられなかったり、途中で自分が何を言っているのか分からなくなってしまうことがありました。

原稿があることによって余裕が生まれ、多少のアドリブも入れることができました。

驕らずに、これからも出来るだけ原稿は書こうと思います。

 

原稿を書くのも、スピーチをするのも楽しむことができました。

自分の考えていることを多数の人に聞いてもらえるって、楽しいし、幸せなことですね。

ありがたいことに、スピーチが終わった時に拍手をいただくことができました。

これは嬉しかった!ありがとう!