学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

ガイダンスとルール作り

今日から授業開始です。

今日は2年生の現代文の授業がありました。

この集団は昨年も僕が担当していた集団です。

 

年度最初の授業ということで、ガイダンスを行いました。

評価の観点や割合を説明した後、授業を通して身につけて欲しい力や、授業の方針を示しました。

授業の方針はクラスで示した方針と同じものです。

クラス運営でも、授業運営でも、同じ軸を持って進めていきます。

これが『学び合い』の特徴とも言えるでしょう。

 

僕が喋った後は、昨年度の年度末の反省と、僕の出した授業の方針を基に、授業のルール(意識すること)を作らせました。

まずは話し合いながらホワイトボードに案を書き出していき、ひとしきり話し合ったところで模造紙に書き込ませました。

この模造紙は毎回の授業で張り出します。

 

ルール(意識すること)を書かせた理由はいくつかあります。

一つは授業に対してオーナーシップを持って欲しかったからです。

この集団は授業に対する取り組みは非常にいいです。

ただ、締切に対する時間意識や、全員達成のために他者を心に留めることや、本当に理解することに対して、まだ甘さがあるように思います。

言い換えれば結果に対する厳しさが足りないということです。

生徒が結果に対してもっと意識を向けられるようにする。

これが一つ目の理由です。

 

二つには、生徒に甘さがあるということは、裏を返せば、僕も甘いということです。

毎回のフィードバックがだんだんと甘くなってしまう。

甘くならないためには、ちゃんと生徒と目標を共有することが大事だと思いました。

ルールを作ることで、毎回の結果に対してルールに照らし合わせてフィードバックを行うことができる。

これが二つ目の理由です。

 

今日作成したルールは、削除することも可能だし、新しいものを追加することも可能です。

これからの授業を通して、生徒にどのような変容があるのか。

今日作成したルールは変わっていくのか。

楽しみです。