学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

愚痴。「得意」なわけではない

職員室での会話

A「ICT使って○○やったらどうでしょう。」

B「ああ、いいですねぇ。」

A「内村先生もICTお得意だし云々…」と聞こえてきた時に、無性にムカムカした。

 

僕は別にICTが得意なわけではない。

勤務校の人たちよりも、ちょっと興味があって授業やらなんやらで使っているだけ。

分からないことはたくさんあるし、やっていることもおままごとレベルでしかない。

興味があって、必要感があってやっていることであって、決して「得意だから」やっていることではない。

 

同僚の先生には「40代50代の人はやっぱり難しいからそう言うんだよ。」と言われたが、知り合いの40代50代の先生でICTをバリバリ使いこなしている人はたくさんいる。

その人たちも、自分の時間を使って、勉強しながら試行錯誤しながらやっている。

 

非常に失礼だけど、こういうセリフを聞くと「ああ、勉強していないし、する気もないんだなぁ。」と思ってしまう。

 

別に聞かれるのが嫌とか、助けを求められるのがめんどうくさいとか、巻き込まれるのが嫌とかでは断じてない。

僕だって苦手なことはある。迷惑をかけることもたくさんある。

だから、手伝えることはもちろん手伝う。

実際に今日、ホームページの件で助けを求められたので解決に協力した(ちなみに僕がやったことは、「試して」「上手くいかなくて」「県に問い合わせて」「県のアドバイス通りに行った」だけである)。

頼まれたらやりますよ。だって僕も頼むから。

 

しかし、それなりに調べて、試行錯誤しながらやっていることを「得意ですね」の一言で片付けられるのは腹が立つ。