学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

クラスに入れない子がいたとして

人と関わることが苦手で、クラスに入れない子がいた時に、その子にとっては、人と関わることを中心とした僕の授業は辛いのでは?

という質問を受けた。

確かにそうだろう。

でも、その子が辛いからといって、人と関わらせないようにしたら、その子は社会に出た時に困る。

と答えたら、

それは理解できるが、その子が人と関わる時に、教師の方で何か段階的な支援が上手いことできないものか?

と聞かれたので、うーむと頭を捻って考えた。

その子に対して何かしらの手立ては打てるだろうが、結局のところ、クラスに入ることができなければ意味はない。

その子が特性として、コミュニケーションに難しさを抱えていたとしても、トライアンドエラーを繰り返しながら、「これはやってはダメ」「これは大丈夫」ということを学ぶしかないからだ。

だから、その子に対して何かをするというより、その子が安心できる集団を作ることが、結果的にその子にできる支援ですかね。

と答えた。

 

うーん、現時点での僕の答えだけど、どうなのだろう。

僕はその子に対するアプローチよりも、どちらかというと周りにアプローチすることを考えてしまうが、その子に対しては、何ができるのだろう。