学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

思考の可視化

 あるクラスでは他のクラスに比べて、質の違った声かけが生まれる。どのクラスでも生徒の学びの姿を見とって「凄いなぁ〜」「いいなぁ〜」「なるほど〜」といった声かけは行う。しかし、あるクラスでは、いつもの声かけにプラスアルファで、生徒の思考を可視化する声かけが生まれる。何となく今日気付いた。

 なぜ、他のクラスとは違って、そのクラスでは生徒の思考を可視化する声かけが自然と出来るのか。振り返ってみると、そのクラスでは、何人かの生徒が、自分の疑問を素直に声に出す。生徒の呟きがあるから、僕もそれを拾って生徒の思考を可視化することがスムーズに出来るのだろう。すると、それを聞いた別の生徒がやってくる。

 他のクラスでも、生徒の思考を可視化する声かけを意識してみよう。