学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

非常勤講師③

 前回は音読だったので、今回から読解。さて、どういう課題にしたもんかとずっと悩んでいた。課題作りをゼミ生に相談し、一緒に本文を読みながら意見をもらう。こういう時、現職もストレートも関係ない。むしろ、私が同い年の時よりもはるかに優秀な人たちである。

 結局いろいろとこねくり回した結果「書いてあることから書いていないことを読み取ろう(人物像・心情)」となった。解釈と根拠のセットで説明できることが目的。

 本文に棒線を引いて問いを出し、それについて生徒が対話しながら学習する形にしようかとも悩んだが、一方で大きな課題を投げて、どんなものが出てくるかを見たいという気持ちがあった。そちらの方が私もワクワクする。

 非常勤講師の授業3回目だし、生徒の雰囲気はまだ堅いような感じを受ける。が、焦らず、肩肘張らず見ていくこととする。