学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

深山さん訪問

今日は長崎の深山智美さんの学級を訪問させていただいた。

深山さんの学級と、英語の授業見学させていただく。

深山さんとはオンラインでは何度も顔を合わせたことがあったが、実際にお会いしたのは初めて。

学級の雰囲気を体感でき、深山さんと対面でお会いしてお話ができて本当に良かった。

実際に顔を突き合わせて話さないと得られないものがある。

 

深山さんに自分が感じているモヤモヤを聞いていただいた。

丁寧に話を聞いていただき、自分のモヤモヤを言語化することもできたし、自分の考えが大きく外れていないことも確認できた。

 

印象に残ったことをいくつか。

・「教科学習以外の才能を育てる環境が現状の学校にはほとんどない」

→現状の学校では教科学習という枠があり、時間割という枠がある。それ以外は学校では埋もれてしまいがち。

枠を取っ払えれば良いが、まずはクラス・学年を合同にしたり、時間を1時間単位ではなく自分で6時間の中で自分の学びを選択させたりと枠を広げることができることか。

・折り紙を通して伝えることを学ぶ

→折り紙ではなく教科学習しかなかったら、伝えることを学べていただろうかとふと思う。その子にはその子の学び方がある。オーソドックスな『学び合い』では教科学習を通して様々なことを学ぶ。人に頼る力、人と折り合いをつける力、計画を立て遂行する力、人に伝える力…。それらを身につけるために、なぜ教科学習でなければならないのだろう。

・それぞれができることをやって、目的を達成する。同時に、ただそこにいることを否定しない。

→これが機能するためには選択することが重要なんじゃないかなぁとやはり思ってしまう。無理やりやらされていると、やっていない人を否定する方向に行きがちなのではないか。「私はちゃんとやっているのになんであいつは」と。自分で選んだことであれば、選んでいない子がいても自然と許容される。

・目的の設定が重要。

→やはり、対象とミッションが大事だと改めて。

 

深山さんが一人ひとりの考えを丁寧に聞いて、肯定も否定もせずに受け止めて認めてらっしゃる姿が印象的でした。

お忙しい中、丁寧に対応していただいてありがとうございました。