学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

しゃべりやすさ

安心できる場は、自分たちで作るしかない。

誰かがお膳立てしてくれて、自分はそれを享受するだけというわけにはいかない。

一人一人の普段の言動や振る舞いが、その場を構成する。

人は環境に依存している。

ある場では喋れない人も、違う場になれば喋れることはよくある。

喋れない人の能力ではなく、環境の問題であることがある。

他の人が喋りやすいような環境を意識することは、結局のところ自分が喋りやすい環境をつくることにつながる。

他の人が喋りにくそうにしていたら、今の環境はどうなのかを考えてみることも必要なのではないか。

 

誰かが助けられている環境は、自分にとっても助けてもらえる環境であること。

誰かが排斥されている環境は、自分にとっても排斥される可能性がある環境であること。

環境を構成する一人ひとりが、それを考える必要がある。