『私たちは どうつながっているのか』を読んでいる。
まだ途中までしか読んでいないが、とても面白い。
特に「弱い紐帯」について考えさせられる。
「弱い紐帯」とは、「自分にとって有用な情報は、身近な人ではなく実はそれほど親しくはない知人によってもたらされる」ということ。
例えば、失業し、次の職を探すときに一番頼りになるのは同僚ではなく(会社が倒産していれば同僚も同じく失業しているため)知人である。
ふと考えたのだが、これからのキャリア教育は、失業だけでなく、転職も前提としたものにしていく必要があるのではないだろうか。
だから、というかやはり、学校は「弱い紐帯」を作る場である必要がある。
本書では、依然として「日本では弱いつながりではなく強いつながりが求職で重要となりうる」と述べている。
このような文化の中で、「弱い紐帯」の有効性をどのようにして伝えていけばいいだろうか。
すでに答えは持っているが、できているかと言われたら、出来ていない。