学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

岡田斗司夫さんの動画から

何かを考える。

何かを考えることを楽しむ。

 

そのためには何が必要か。

僕は、耐えることだと思う。

答えがすぐに得られないこと。答えを得たと思っても、またすぐに分からなくなること。

その苦しみに耐えることが、考えること、ひいては考えることを楽しむことには必要だと思う。

 

僕を含め、考えることを面倒くさがる人は多いのではないか。

すぐに答えが出ないと分かった瞬間に、考えることをやめてしまう。

考えることは疲れるだけで、何にも楽しくないと思ってしまう。

 

では、なぜ面倒くさがってしまうのか(僕は極度の面倒くさがりである)。

その答えの一つがこの動画にあるのだと思う。

 

youtu.be

 

この動画を見てドキッとした。

最近読んだ『スマホ脳』にも通じるものがある。

驚きなのは、この動画が2011年に撮られたものだということだ。

 

現代ではほとんどの人がスマホを持ち、さまざまなコンテンツを楽しんでいる。

SNSYoutube、ネットゲーム等々。

膨大な楽しさを消費している状態だ。

楽しさは獲得しに行くものではなく、来るのを待つもの。

楽しさはただ享受するものに過ぎず、楽しさを得るために耐える必要は全くない。

 

だんだんと無気力になっていくのも当然である。

意識して気をつけなければ…。