何かを考える。
何かを考えることを楽しむ。
そのためには何が必要か。
僕は、耐えることだと思う。
答えがすぐに得られないこと。答えを得たと思っても、またすぐに分からなくなること。
その苦しみに耐えることが、考えること、ひいては考えることを楽しむことには必要だと思う。
僕を含め、考えることを面倒くさがる人は多いのではないか。
すぐに答えが出ないと分かった瞬間に、考えることをやめてしまう。
考えることは疲れるだけで、何にも楽しくないと思ってしまう。
では、なぜ面倒くさがってしまうのか(僕は極度の面倒くさがりである)。
その答えの一つがこの動画にあるのだと思う。
この動画を見てドキッとした。
最近読んだ『スマホ脳』にも通じるものがある。
驚きなのは、この動画が2011年に撮られたものだということだ。
現代ではほとんどの人がスマホを持ち、さまざまなコンテンツを楽しんでいる。
膨大な楽しさを消費している状態だ。
楽しさは獲得しに行くものではなく、来るのを待つもの。
楽しさはただ享受するものに過ぎず、楽しさを得るために耐える必要は全くない。
だんだんと無気力になっていくのも当然である。
意識して気をつけなければ…。