学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

「先生、本を貸して下さい。」

先週、生徒が「先生、本を貸して下さい。」と言ってきたので、『勉強するのは何のため?僕らの「答え」の作り方』(苫野一徳 著)をお貸しした。

そしたら今日、「先生、読み終わりました。」と本を返しにきた。

なかなか速いなぁと感心。

 

「読み終わったら感想を教えてね。」と伝えておいたので、感想を聞くと、「ちょっと難しかったです。えっと…『自由』に関する本ですよね…。」と少し自信なさげ。

突っ込んで、「本のタイトルにあるけど、筆者は勉強するのは何のためと書いてた?」と聞くと、「自由になるため。その為には相手の自由も認めなきゃいけない、みたいな。」と答えた。

頑張って読んだことが分かった。

 

本に興味を持ってくれる生徒が1人でも増えたのは、とても喜ばしいことだ。