学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

読んで、まとめて、説明する。

今日の現代文の課題は、簡単に言ってしまえば、文章を読んで、まとめる課題。

課題があり、まとめるスペースがある。

たったそれだけの、シンプルな課題。

方向性は課題によってある程度決められているけれど、唯一の回答はない。

それぞれが、頭を使ってまとめる。

普通だったら教師が説明し、板書することを、生徒がやる。

教師の説明を聞かせ、板書を写させても、力がつくかは僕は疑問だ。

自分で文章を読んで、自分でまとめ、自分で説明できなければ、意味がない。

 

この課題にしてみて、改めて分かったこと。

生徒には、こちらがごちゃごちゃ説明しなくても、教師顔負けのまとめ方をする人はいる。しかも、人によっていろいろなまとめ方をしている。そのどれもが良いまとめ方をしている。

あ〜、他の先生方に自慢したいなぁ。

しよう。

 

設問を解き、説明する課題も、生徒が学んでいる姿を見るのは楽しい。

だか、それ以上に、自分で文章を読み、まとめ、説明する姿を見るのはもっと楽しい。

どんな成果物ができるのか、ワクワクする。

きっと、人によって、違うものが出来上がるからなのだろうな。

 

ただ、いろいろな人とまとめたものをシェアしていたかというと、それは出来ていなかった。

せっかくそれぞれが良いものを作っているのに、残念だ。

シェアできれば、お互いに良いところを発見し合って、お互いが成長できるのになぁ。

まだ、この段階からは抜け出せていないのだな。

だからと言って、嫌いになるなんてことはない。絶対に。

期待している。

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