学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

部屋が汚くなる理由

 部屋が汚くなるのはなぜか。それは、部屋が機能的ではないからだと思う。ここで言う機能的な部屋というのは、全ての家具や道具の配置が適切で、無駄な場所がない部屋のことを指す(何もない場所≠無駄な場所)。無駄な場所とは、例えば使われていない机や棚、使い道のない空きスペース、複数ある衣服の収納場所等…。部屋が機能的であれば、物の配置は決定し、あるべき場所に戻る。部屋が機能的でないから、物があちらこちらに行き、散らかる。

 僕は、部屋が汚くなってきたときは、片付けと同時に模様替えもする。今回は3度目の模様替えだが、今までで1番良い部屋になったと思う。キッチンスペースとリビングスペースが綺麗に分かれ、無駄な物もない。部屋も広くなった。学校が始まっても、このままを保てますように。

 

 僕は小学校から高校に至るまで、部屋が綺麗だった試しがない。その事でよく両親に叱られたものだ。両親は当然、「部屋を綺麗にしなさい!」と僕に言うが、僕としては特に問題がないので、片付けない。部屋が散らかっていても、何がどこにあるかは肌感覚で分かっている。勝手に片付けられると、逆に何がどこにあるのか分からなくなってしまう(この事でよく逆ギレをしていた)。

 そんな僕だが、一人暮らしを始めてからは以前より部屋が汚くなることはなくなった。それは、自分の生活空間としての意識が本当の意味で芽生えたからなのだと思う。自分が快適に生活したいと本当に思えば、自ずと部屋は綺麗になるものだ。