学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

自分を振り返ること

僕が生きている上で大切にしていること。

それは自分に矢印を向けること。

 

人は、人から注意されたり非難されるとつい「なんだこの!」と思ってしまいがち。

それが自分の痛いところをついているのなら尚更。

「そういうあなただって」と言いたくなる時もある。

 

でも、少し立ち止まって自分に矢印を向けることは、自分にとって得なんじゃなかろうか。

自分に矢印を向けず、他人に矢印を向け続ける人は、そこで成長が止まる。

自分に矢印を向ける続けることによって、はじめて成長できる。

変わるとは、成長とは、少なからず痛みを伴うものなのだと思う。

 

人は完璧でないままに、人を注意する時がある。

そんな時、「あなただって完璧じゃないのに人のことを注意するな」と思って愚痴を言って終わる事はできる。

注意した人はもちろん完璧じゃない。そして、注意された人ももちろん完璧じゃない。

お互いが対立して終わるのではなく、より良い自分になるために、もっと言えばより良い自分「達」になるために、苦しくても一度自分に矢印を向けてほしい。