学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

就労支援セミナー 事前セミナー

 今日は就労支援セミナーの事前セミナーに参加してきた。

 学生さんが主となって準備、進行を務めていた。自分が学生だった時のことを思うと、随分と差があるなと思う。僕が学生だった時は、なんとも情けなくだらしなく弱い人間であった。

 今日は半日の行程だったが、正直に言って普通に疲れた。僕が疲れたと言うことは、参加者さんは余計に疲れただろう。来週には朝から夕方の行程が二日間ある。参加者さんにとってはかなりの負担になることが考えられる。想像力を持って接していきたい。

 参加者さんが話していたことで割と共通していたことに、「もっと自分からコミュニケーションを取れるようになりたい。」というものがあった。きっと、もっと前向きになりたいという気持ちであったのだと思う。それを言うならば、今日あの場に来たことで、すでに十分前向きだと思う。

 個人的な感覚だが、「ネガティブではなくポジティブでありたい。」という気持ちはわかるし、ポジティブであることは大事だと思う。だけれども、「ポジティブでなければならない。ネガティブはダメだ。」と思ってほしくはない。常にポジティブであることは疲れる。ポジティブな自分も、ネガティブな自分も、両面あるのが人間だと思う。

 ネガティブな自分も認めて、それでもいいと思ってもらえるような接し方を心がけたい。ポジティブの暴力だけは避けようと思う。