学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

イライラするとイライラする

私たちは外からの刺激に対して何かしらの反応をする。

笑顔で挨拶されるという刺激を受けると、「うれしいなぁ」という反応が起こる。

罵倒されるという刺激を受けると、「悲しいなぁ」という反応が起こる。

 

「イライラ」というのも反応である。

外からの何かしらの刺激に対して、「イライラ」という反応が起こる。

 

イライラは連鎖する。

一度イライラに火がつくと、他のものにも燃え移る。

はじめはあることだけにイライラしていたのが、他の些細なことにまでイライラが波及してしまう。

自分自身は冷静な思考ができなくなるし、周りの人は気を使う。

イライラするのは、あまり生産的ではない。

 

外からの刺激は変えられないが、それに対する反応はある程度コントロールできる。

イライラは、そうなってしまっては終わるまでに時間と労力がかかる。

だから、イライラしないためにはイライラしないことが大事。

僕は、「あ、今イライラしそうになっているな」と感じたら、その時点で何とかおさめるようにしている。

イライラしそうになっている自分を別の自分で見つめるという感じ。

その方が結果的に労力が少なくて済む。

 

いつも上手くはいないのだけれど。