学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

自炊

ゼミ室でひたすら本を自炊する。
今までは紙こそ至高と思っていたけれどど、いかんせんかみの本は重いし場所をとる。
本の整理も兼ねて思い切って電子化することに。
電子で読むのも慣れてしまえば変わらないのだろうか。
どうなることやら。
それにしても単純作業をひたすら繰り返すこの作業はかなり楽しい。

文章の良し悪し

ゼミ生の小論文と志望理由を読む。

文章とは結局相手に伝わって納得してもらえるかが大事。

相手に伝わって納得してもらうためには、自分の中で整理されて納得していること、説明できることが必要。

西川先生の言う、学生が論文を持ってきた時点で良し悪しが分かるということが、より腑に落ちた。

そんなことに気が付けた。感謝。

引越し手伝い

今日はりょうたくんの引越しを手伝いに岐阜は高山へ。

人生初のハイエースロング。

感想は「長っ」。

高山はとても趣のある街で、歩いてみたくなった。

今回は時間がないが、また機会を見つけて来よう。

夕飯は国八でお腹いっぱい食べ、たかの湯で疲れを癒す。

それにしても彼はずいぶんと素敵な人に選ばれたものだ。

お幸せに。

一年

一年経って、分かることがある。

ああすれば良かったなと反省することがあるが、今からでも出来ることをやろう。

仲間の話すことを聞いて、そう思った。

西川ゼミのことが、また少し分かった。

「入らなければ分からない」という言葉の意味は、かなり確信を持てた。

まだ後一年、でももう一年。

『ビヨンド・ユートピア 脱北』

長野は相生座・ロキシーにて『ビヨンド・ユートピア 脱北』を観てきました。

北朝鮮から脱北する人々と、それを支援する牧師さんを中心に描かれるドキュメンタリー映画です。

今まで漠然としか知らなかった北朝鮮のリアルを、脱北者のインタビューや記録映像から知ることができました。

とはいえ断片的ではありますが、本当に凄まじい国です。

HUNTER×HUNTER』に登場する「NGL」という国は北朝鮮をモデルにしているそうですが、まさにあの感じ。

 

北朝鮮の徹底した洗脳は恐怖を覚えます。

劇中で5人の家族(幼児2人、父母、お婆さん1人)が脱北するのですが、脱北した後でもお婆さんは総書記を素晴らしい人だ、我々を守ってくださる、と言い、幼児2人にインタビュアーが「総書記はどんな人?」と尋ねると、素晴らしい人と答えます。

教育って本当に大切で怖いものだと感じました。

 

北朝鮮の生活環境はとても厳しく、水は自分たちで汲んでこなければならない(脱北後であっても、麺を茹でた後のお湯を茶として飲むために取っておく習慣がついてしまう程に水が貴重)、トイレは汲み取り式で糞尿は肥料に使う、提出する糞尿が少ないと罰せられるため他の家から盗む等、壮絶です。

脱北するために何度も国境を越えるのですが、最後の国境を越えるために夏のジャングルを7時間歩きます。

驚いたのは80になるお婆さんが歩き切ることです。

命懸けで脱北しているとはいえ、すごい体力だと思いました。

普段の生活が非常に厳しいからなのでしょうか。

 

映画を観た後、映画について書かれた記事を読んでいると、おばさまに「どうやってあなた達はこの映画を知ったの?」と話しかけられました。

こういった映画に興味を持つ層として珍しかったのでしょうか。

 

長野相生座・ロキシーは昔ながらの風情のある映画館でした。

ローカルならではの良さが詰まっている場所です。

地元にもこんな映画館が欲しい〜。

エネルギーをもらう

本日は『学び合い』直江津の会に参加。

最近なぜだかエネルギーが出なかったので、これはまずいと思いとにかく参加。

やっぱり参加してよかった。

今回の話題提供者の木花さんの熱い語りからエネルギーをもらうことができた。

 

木花さんのお話は、教師は幸せを語る必要があるということ。

そのためにはもちろん、教師が幸せでなければならない。

方法や考え方を押し付けるのではなく、体現し、モデルを示すこと。

教師が幸せになるためにとっている戦略が『』の考え方と結びついていれば、それが伝わる。

選択するかどうかは、その子その集団次第ということか。