学而不思則罔、思而不学則殆。

高校国語科教員が何か書きます。

言葉を重ねる

最近やっと、言葉を重ねることの重要性が腑に落ちてきた。

今までも分かっていたはずだけど、より分かってきた。

言葉は、「そのもの」よりも必ず不足している。

僕の気持ちや考えを言葉にしたとしても、その言葉は、僕の気持ちや考え「そのもの」よりも必ず不足がある。

お互いが何気なく使っている言葉で、お互いを理解したと思ったとしても、そこには必ずズレや不足がある。

だから、言葉を重ねることが必要。

言葉を重ねて、お互いの微妙なズレや不足を確かめ合う。

そのプロセスが無ければ、到底理解などあり得ない。

だから僕も、もっと言葉を重ねるべき。